着物のあれこれ

ご購入までの流れ

初めて呉服専門店を訪ねるのは、緊張するというお話をよく耳にいたします。

着物の知識がなくどう選んでいいのかもわからないし、そもそも呉服屋さんにはなんといって
入っていいのもか見当もつかないということのようです。

さらに、初めての方はどのくらいの費用がかかるのかもわからないという
ご不安もお持ちのようです。

紙小では、後悔のないお買い物をしていただくために、お客様のお話をよく伺い、
目的とご予算に沿ったお似合いになられるお着物をご提案致します。

そして必ずお見積もりをご提示して、ご了承いただいてから、お仕立いたします。

実際にご来店いただくと、話しやすくいろいろ相談にのっていただけてよかったという
ご意見をたくさんいただいておりますが、安心していただけますように、着物のお仕立までの
流れをご紹介いたします。

  • 01問い合わせフォーム
    問い合わせフォームからご相談ください
  • 02日時詳細をお打ち合わせ
    ▪折返しご連絡をさしあげます、状況により少し時間を頂戴することもあります
    ▪ご着用目的やお好み等の詳細をお伺いし、ご相談の上ご来店日時を決定します
    ▪近々展示会が開催される時には、そちらをご案内することもあります
  • 03ご来店・展示会ご来場
    ▪ご予約された日時にご来店もしくは展示会へご来場ください
    ▪事前にご相談いただいた場合には、ご用途やお好みに合わせてお見立ていたします
    ▪気になる商品はご試着ください
    ▪コーディネイトにお使いになりたい着物や帯、その他小物等がございましたらご持参ください
  • 04お見積書のご提示
    ▪気に入られた商品のお仕立に必要なものを含めたお見積書を必ず作成してご提示します
    ▪納期はお仕立の混雑状況により変わりますので、ご相談ください
  • 05ご購入の決定・採寸
    ▪お見積にご納得いただきご購入をお決めいただきましたら、お仕立の為の採寸をします
  • 06お支払い
    ▪現金のほか、クレジットカード、ショッピングローンがご利用いただけます
    ▪お支払い方法等ご要望はご相談ください
    ※おおよその納期をお伝えします
     納期は混雑状況により変化しますのでご相談ください
  • 07お預かりした商品の流れ
    ▪当店でお預かりしたお品物は、京都にてゆのし、パールトーン加工後、お仕立していきます
  • 08出来上がり次第ご連絡(電話、メール)
    ▪出来上がりましたら、ご連絡いたします
    ▪ご都合の良い日に受け取りにご来店ください
    ※催事等で店を閉めることがありますので、HPのお知らせもしくは
    お電話でご確認ください
  • 09ご納品

お手入れ依頼の流れ

お着物はお洋服と違い、できましたら呉服専門店でのお手入れをお勧めいたします。

染や織の専門的な扱いがございますし、熟練の職人ならでは判断も必要となります。

専用の光を当てて検品することで、見落としてしまうようなシミや汚れまでを検出
することができますので、シミがあった場合には必ずお見積もりを致します。

お見積もりの金額を了承いただきましたら、作業させていただきます。

安心してお手入れに出していただけますように、お手入れの流れをご紹介いたします。

  • 01お着物のお預かり
    ▪ご予約の必要はありませんので、直接ご来店いただけます
    催事等で店を閉めることもありますので、HPのお知らせでご確認ください
     <営業時間> 10時~17時
     <定休日> 日・祝
    ▪寸法直し等がある場合は、事前にメールもしくはお電話にてご相談くださいませ
    ▪紙小でご購入以外のお着物も承ります
  • 02お預かり票のお渡し
    ▪お手入れの概算金額と納期をお伝えします
    ※シミ抜き等は専門業者による検品後でなければ正式な金額はわかりかねますので概算をお伝えします
  • 03正式金額のご連絡
    ▪詳細検品でお着物の状態を確認してシミ等があった場合、
    お見積もりをご連絡いたします。
    ※問題がなかった場合には、そのままお手入れを開始します。
  • 04お手入れ開始
    ▪金額等ご了承いただいた上で、お手入れを開始します
  • 05出来上がり次第ご連絡(電話、メール)
    ▪出来上がりましたら、ご連絡いたします
    ▪ご都合の良い日に受け取りにご来店ください
    ※催事等で店を閉めることがありますので、HPのお知らせもしくは
    お電話でご確認ください
  • 06ご納品

着物のお手入れ

着物はとても繊細なものですが、丁寧に扱うことで末永くご愛用いただけます。
「汚さないための工夫」、「汚れたときの対処」、「保管」などに気を配っていただくことで
次の世代まで大切にお召しになれます。

汚さないための工夫
装飾ライン

着るとき脱ぐとき

  • 着るとき脱ぐときには必ず手を洗う。
  • お化粧は着る前に
  • 指輪や時計をつけるなら着付けてから、取るのは脱ぐ前に。

着用時の動作

  • 手を伸ばすときは、あいた手で袂をかばう
  • 階段の上り下りの時には、前裾をかばう。
  • 壁などにもたれない・公共の交通機関で座るときには、シート、背もたれが汚れていないか確認

持ち物

  • ハンカチを余分に用意して、食卓ではナプキン代わりに。座るときは敷物に。

パールトーン加工について

大切なお着物を汚れから守るためにパールトーンという撥水加工をお勧めしております。
加工を施しても生地の風合いを変えることなく、お着物を保護することができます。
(パールトーンの動画をご参照ください)
パールトーン加工したお品は、加工の効力を消滅させないお手入れが必要です。お持ちいただきますと紙小よりパールトーン社へお手入れを手配します。
また、パールトーン加工していないお品は、紙小が提携している信頼できるシミ抜き業者にお手入れ依頼ができます。弊店にお持ちいただくか、ご連絡くださいませ。

紙小では、着物のお手入れや保管についてのご相談も承っております。
不安を感じられましたら、どうぞお早めにご相談くださいませ。

汚れたときの対処
装飾ライン

パールトーン加工したお品は、撥水加工により汚れの浸透を防ぎます。 軽い汚れで済むことが多いですが、汚してしまった場合は、早めのお手入れが重要です。 何による汚れかをお伝えいただくことで、生地への負担を少なくお手入れができます。
紙小にお持ちいただくとパールトーン社でのお手入れを手配します。

また、パールトーン加工していないお品も、紙小が提携している信頼できるシミ抜き業者にお手入れの手配をいたします。

いずれの場合も、汚れは早い時期の対応が大切です。紙小にお持ちいただくか、ご連絡くださいませ。

保管(着物のたたみ方)
装飾ライン

大切な着物を保管する際は、着物の種類に合わせた決まったたたみ方があります。
ここでは訪問着・付下・小紋などで用いられる基本的なたたみ方をご紹介いたします。
刺繍や箔のある着物の場合、和紙などをあてて保護しておくと美しく保管していただけます。

振袖(長着)のたたみ方




襦袢・コートのたたみ方




名古屋帯のたたみ方

  • 手順01

    たれ先が右になるように表をむけておき、手の部分を上へ折り上げたら、上の点線の部分から下に折り返します

  • 手順02

    点線のように折って手の部分をたれ先のほうにのばします

  • 手順03

    たれ先を約3cm残して、斜めに折り返します

  • 手順04

    また斜めに折り上げます

  • 手順05

    余った手は中に折り返して左の三角の下に入れます

  • 手順06

    (05)の★印と★印を突き合わせるように2つに折って、できあがりです




袴のたたみ方

  • 手順01

    ひものほうを左にしておき、ひだを整えます

  • 手順02

    3つに折ります

  • 手順03

    図のように向きをかえます

  • 手順04

    左の前ひもを1/4の長さに折り、右ひざのほうへたおします

  • 手順05

    右の前ひもも1/4の長さに折り、左ひざのほうへたおします

  • 手順06

    左の後ろひもを前ひもの交差したところに巻きながら下から上へ出し、中心に出たひもを、矢印のようにくぐらせます

  • 手順07

    再び上に出たひもを、右ひざのひもの上にのせます

  • 手順08

    右の後ろひもも同様にし、最後に矢印のようにくぐらせます

  • 手順09

    できあがりです

  • 手順10

    しばらく使用しないときは、ひもを和紙で巻いておきます